Microsoftの10月の月例パッチで1,400件超の脆弱性を修正——Windows 11 24H2(Home・Pro)はサポート終了
マイクロソフトが、2026年10月のセキュリティ更新プログラム(月例パッチ)を公開しました。修正された脆弱性は1,400件を超え、過去最多の規模です。すでに攻撃に使われていた脆弱性(ゼロデイ)も含まれています。
あわせて、Windows 11 の「24H2」というバージョンのHome版・Pro版は、今回の更新でサポートが終わりました。来月からは修正が届かなくなります。自分のパソコンが大丈夫か確かめる方法をまとめます。
今回の月例パッチの内容
項目 | 内容 |
|---|---|
公開 | 2026年10月14日(日本時間) |
修正された脆弱性 | 1,413件(マイクロソフトの公開情報の件数。集計元により1,411件とも)。前月の974件を大きく上回る |
いちばん深刻な「緊急」 | 76件 |
すでに悪用されていたもの | Windowsシェルのセキュリティ機能を回避される脆弱性(CVE-2026-96951)。更新の公開前から攻撃に使われていた |
対象 | Windows、Office、SharePoint、Exchange Server、SQL Server、.NET、Visual Studio、Azure など |
Windows 11 の更新番号 | KB5127648(24H2・25H2・26H2向け) |
背景には、AIを使って脆弱性を探す動きが広がり、見つかる数そのものが増えていることがあると見られています。見つかった穴は攻撃する側にも知られるので、更新を早く当てることがこれまで以上に大切になっています。
Windows 11 24H2(Home・Pro)はサポート終了
Windows 11 には「24H2」「25H2」のようなバージョンがあり、それぞれにサポート期間があります。24H2 の Home 版と Pro 版は、2026年10月の更新が最後です。これ以降に見つかった穴は、24H2 のままでは直りません。
- 会社向けの Enterprise・Education 版の 24H2 は、2027年10月まで更新が続く
- 多くのパソコンは自動で 25H2 以降へ上がるが、更新を止めている、空き容量が足りないなどの理由で 24H2 のまま残っていることがある
自分のパソコンを確かめる方法
1. バージョンを確認する
- キーボードの「Windows キー」と「R」を同時に押す
- 「winver」と入力して Enter
- 表示された画面の「バージョン」が 25H2 または 26H2 なら問題なし。24H2 なら次の手順へ
2. Windows Update で更新する
「設定」→「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」を押します。新しいバージョンへの案内が出ていれば、ダウンロードして再起動します。案内が出ない場合は、空き容量や、更新を一時停止する設定になっていないかを確認してください。
3. 10月の更新が入ったか確かめる
「Windows Update」→「更新の履歴」に、2026年10月の累積更新プログラム(Windows 11 なら KB5127648)が入っていれば、今回の修正は当たっています。再起動するまで反映されないので、「再起動が必要です」と出ていたら再起動まで済ませましょう。
会社で気をつけたいこと
- 24H2 のまま止まっているパソコンがないかを一覧で確認する。古い業務ソフトとの相性で更新を止めている場合は、いつまでに上げるかを決める
- 今回の更新後、一部の会社で Wi-Fi や有線LANの認証が通らなくなる事例が報告されている。古い認証方式(MS-CHAPv2)を使っている場合に起きるもので、マイクロソフトは不具合ではなく仕様の変更と説明している。社内ネットワークの担当者に確認を
- 更新を後回しにする危険はWindows Updateを後回しにすると起きることでも解説しています
まとめ:「winver」でバージョンを見て、24H2なら更新を
- 10月の月例パッチで1,400件超の脆弱性を修正。悪用済みのゼロデイも含まれる
- Windows 11 24H2 の Home・Pro は今回でサポート終了。25H2 以降へ上げる
- 更新は再起動するまで反映されない。更新の履歴で10月分が入っているかを確認する
「社内のパソコンのバージョンがばらばらで把握できない」「更新を止めていて大丈夫か分からない」という会社は、BULLCOM Securityにご相談ください(法人向けサービス)。個人の方も、更新がうまく進まないときはLINEで画面のスクリーンショットを送っていただければお手伝いします(無料)。
参考:マイクロソフト「2026 年 10 月のセキュリティ更新プログラム (月例)」、クラウド Watch

