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【実物】信販系を装う「本人確認の再実施」メール

【実物】信販系を装う「本人確認の再実施」メール

当社に届いた詐欺メールの中に、信販会社を装うものが複数ありました。

  • 「SAISON『本人確認の再実施』をお願いしております No.60072507」
  • 「SAISON『本人確認の再実施』をお願いしております No.60795179」
  • 「eオリコカードご利用についてのご案内とご確認のお願い」
  • 「【じゃらん × SAISON】過去にご利用いただいたお客様へ:特典のご案内」

同じブランドで、番号だけ違うものが2通。ここに、この手口の特徴が表れています。

「番号違いの同一メール」が意味すること

2通のメールは、件名がまったく同じで末尾の番号だけが違うものでした。送信元ドメインも、

  • pixvl.info
  • ovaatqd.info

と、別々でした。同じ内容を、複数のドメインから、番号を変えて送っているわけです。

これは、大量配信を前提とした自動化の証拠です。1つのドメインが遮断されても、別のドメインから送り続けられるようになっています。

そして番号は、受信者ごとに変えて「あなた宛の個別通知」らしく見せるためのもの。実体はありません。

実物の誘導先

リンク先は、こうなっていました。

` hxxps://saiesource.wtocis.info/rfy&yukey=... hxxps://saiesource.uihijy.info/rfy&yukey=... ` saiesource という部分が、ブランド名を連想させます。しかしドメインの持ち主は右端の wtocis.info / uihijy.info です。信販会社とは無関係です。 .info は取得が安く、詐欺サイトによく使われるドメインでもあります。

巧妙だった点:本物のQRコードを混ぜていた

このメールには、公式アプリのダウンロードを促すQRコードが含まれていました。そして、そのQRコードが指す先は——

本物の公式サイトでした。

QRコード生成サービスを使い、「公式アプリのページ」を指すQRを作って貼っていたのです。

つまり1通の中に、

  • 本物のリンク(QRコード。公式アプリのページ)
  • 偽物のリンク(本人確認ボタン。フィッシングサイト)

が同居していました。本物が混ざっていることで、メール全体が信用できるものに見える——これが狙いです。 「本物のリンクが入っているから安全」は成立しません。

「本人確認の再実施」という口実

なぜこの言葉が使われるのか。

  • 実際にあり得る手続き(金融機関では法令に基づく確認があります)
  • 「再実施」=前にもやったはず、と思わせて記憶を曖昧にする
  • 放置すると使えなくなるかもしれない、という不安

もっともらしく、かつ不安を与える——よくできた口実です。

見破り方

1. ドメインは右端から読む

saiesource.wtocis.info の持ち主は wtocis.info。左側にブランドを連想させる文字列があっても、判断材料になりません。

2. カードの本人確認は、アプリか郵送

信販会社が本人確認を行う場合、公式アプリ内の手続きか、郵送での書類提出が基本です。メールのリンクから、カード番号やセキュリティコードを入力させることはありません。

3. 番号を検索してみる

「No.60072507」のような番号は、検索しても何も出てきません。本物なら、少なくとも問い合わせ方法が公式サイトに載っているはずです。

4. アプリを自分で開く

結局これが一番確実です。本当に手続きが必要なら、アプリのお知らせに出ています。

セキュリティコードを聞かれたら100%詐欺

覚えておいてほしい一点です。

カード裏面の3桁(または4桁)のセキュリティコードは、本人確認には使いません。

これは決済のときにだけ使うものです。「本人確認のため」と称してセキュリティコードを求めるのは、詐欺だけです。

入力してしまったら

  • カード会社に連絡して、利用停止・再発行(カード裏面の番号へ。24時間受付の窓口があります)
  • 明細を過去にさかのぼって確認(少額のテスト決済が先行することがあります)
  • 同じIDやパスワードを他サービスで使っていたら変更する
  • カード会社の案内に沿って不正利用を申告する

多くのカード会社には補償制度がありますが、申告が遅れると対象外になる場合があります。気づいた時点で、その日のうちに連絡してください。

判断に迷ったら、開く前にご相談を

信販会社からのメールは本物も届くため、判断が難しいところです。特に「本人確認」は、本当に必要な場合もある手続きなので迷います。

BULLCOM Security の LINE 無料相談では、届いたメールのスクリーンショットを送っていただければ、本物か偽物かを確認してお返事します。すでに入力してしまった場合の対処も、順番に沿ってご案内します。

お気軽にメッセージをお送りください。

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記事を読んでも判断がつかないときは、届いたメールや画面のスクリーンショットを送ってください。どんな小さなご不安でもお気軽にどうぞ。

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