【実物】「エルメス95%OFF」ブランド偽サイトへ誘導するメール
エルメスラグジュアリーアイテム、95%OFF限定セール!
2026年に当社へ届いたメールの件名です。95%OFF。10万円のバッグが5,000円になる計算です。
「そんなわけがない」と思う方が大半でしょう。それでも、この手のメールが送られ続けているのは、引っかかる人がいるからです。今日は、偽ブランドサイトの手口と見分け方を解説します。
なぜ「あり得ない割引率」なのか
不思議に思いませんか。もう少し現実的な割引率にすれば、引っかかる人は増えそうなものです。
しかし犯人にとっては、極端な割引のほうが都合がよいのです。
- 常識的な人は最初からふるい落とされる
- 残るのは「これはお得だ」と信じてしまう人だけ
- 犯人は、説得の手間を省いて、騙されやすい人だけを効率よく集められる
つまり、あり得ない割引率は、ふるいの役割を果たしています。「なぜこんな露骨な嘘を」と感じたら、その感覚は正しいのです。
偽ブランドサイトの共通点
誘導先のサイトには、いくつも共通の特徴があります。
1. 価格が異常に安い
正規品の7〜9割引。ブランド品が定価から大幅に値引きされることは、正規ルートではまずありません。
2. 支払い方法が限定的
- 銀行振込のみ(個人名義の口座を指定してくることも)
- クレジットカードが使えない、または「エラー」と表示される
個人名義の口座への振込を求められたら、100%詐欺です。
3. 日本語が微妙におかしい
- 「ご注文の完了しました」
- 「送料無料と全国配送」
- 商品説明が翻訳調
4. 会社情報が不完全
特定商取引法に基づく表記がない、または住所が実在しない・他社のものをコピーしている。住所を検索してみると、無関係な場所だったりします。
5. ドメインが新しい・不自然
hermes-japan-sale.xyz のような形。ブランドの公式サイトは、そのブランドの正規ドメインです。
買ってしまうとどうなるか
商品が届かない
最も多いパターンです。振込後、連絡が取れなくなります。
偽物が届く
それでも「届いた」ので、被害に気づきにくいのが厄介です。しかも偽ブランド品の所持は、譲渡・販売すれば法的な問題にもなり得ます。
カード情報が抜かれる
商品の代金だけでなく、入力したカード情報が別の犯罪に使われます。こちらのほうが被害は大きくなります。
確認する方法
1. ブランドの公式サイトで販売店を確認する
多くのブランドは、正規取扱店の一覧を公開しています。そこに載っていないサイトは、正規品を扱っていません。
2. 会社情報を検索する
特定商取引法の表記にある会社名・住所・電話番号を、そのまま検索してみてください。実体がなければ出てきません。
3. ドメインの登録日を調べる
whois 検索で、ドメインがいつ取得されたかが分かります。数ヶ月以内に取得されたばかりのショッピングサイトは要注意です。
4. 支払い方法を見る
クレジットカードが使えるかどうかは重要な指標です。カード決済は審査があるため、詐欺サイトは通りにくいのです。銀行振込のみのサイトは避けてください。
「安すぎる」と感じたら、それが答え
結局のところ、これが最も確実な判断基準です。
相場より極端に安いものには、必ず理由があります。
その理由が「偽物」「届かない」「情報を盗むため」のいずれかである確率が、非常に高いということです。
買ってしまったら
- 振込先の情報、サイトのスクリーンショット、やり取りをすべて保存する
- 銀行に連絡する(振込直後なら組戻しができる場合があります)
- カード情報を入力したなら、カード会社に連絡して停止・再発行
- 消費生活センター(局番なし 188)に相談する
- 警察相談専用電話 #9110 にも相談
証拠を残すことが重要です。サイトは短期間で消えるので、気づいた時点でスクリーンショットを撮っておいてください。
判断に迷ったら、URLを送ってください
「このサイト、本物でしょうか」——買う前のご相談を、ぜひお寄せください。
BULLCOM Security の LINE 無料相談では、サイトのURLやスクリーンショットを送っていただければ、偽サイトの可能性を判定してお返事します。すでに購入してしまった場合の相談先もご案内します。お気軽にご連絡ください。

