置き配の盗難・すり替えを防ぐ設定と確認手順
「玄関前に置いておきます」——便利な置き配ですが、帰宅したら荷物がなかった、という経験はありませんか。宅配ボックスがない住まいでは、置き配は「誰でも持ち去れる場所に商品を置く」という意味でもあります。
そして最近は、盗難そのものより厄介な使われ方も出てきました。置き配を装った詐欺SMSです。今日は、置き配を安全に使うための設定と、届かなかったときの確認手順を整理します。
置き配で実際に起きているトラブル
置き配まわりのトラブルは、大きく3つに分かれます。
- 盗難:置かれた荷物をそのまま持ち去られる。集合住宅の共用玄関前が特に多い
- 誤配:似た住所・部屋番号に置かれ、そのまま行方不明になる
- 偽の不在・配送通知SMS:「お荷物のお届けにあがりましたが不在でした」という偽SMSから、偽サイトへ誘導される
3つ目は置き配が普及したことで急増しました。実際に荷物を待っている人ほど「あ、あの荷物だ」と思い込んでリンクを開いてしまいます。待っている荷物があるときこそ、警戒レベルを上げてください。
盗難を減らす3つの設定
1. 置き場所を「玄関前」以外にする
多くの通販サイト・配送業者アプリでは、置き配の場所を指定できます。外から見えない場所を選ぶだけで、盗難リスクは大きく下がります。
- 宅配ボックス(あれば最優先)
- ガスメーターボックスの中
- 玄関ドアの物陰、建物の裏手
「玄関前」は最も見つかりやすい場所です。デフォルトのままにせず、一度見直しておきましょう。
2. 配達完了写真をオンにする
主要な配送業者は、置き配完了時に写真を撮ってアプリや通知で送る仕組みを持っています。どこに置かれたかが写真で残るので、紛失時の状況説明が早くなります。
3. 高額品・食品は置き配にしない
家電やブランド品など高額なもの、生鮮食品は、注文時に置き配を外して対面受け取りにするのが無難です。注文画面で受け取り方法を都度選べる場合がほとんどです。
「届かない」ときの確認手順
荷物が見当たらないとき、いきなりSMSやメールのリンクを開くのは危険です。次の順番で確認してください。
- 配送業者の公式アプリ、または自分で検索した公式サイトで追跡番号を確認する
- 配達完了になっていれば、置き配写真で場所を確認する
- 集合住宅なら、管理人室・宅配ボックス・隣室の玄関前も見てみる
- それでも見つからなければ、公式サイトに載っている電話番号から問い合わせる
ここで大事なのは、SMSやメールに書かれた番号・URLを使わないことです。偽の配送通知は、まさにこの「困って連絡先を探している状態」を狙ってきます。
偽の配送SMSを見分けるポイント
本物の配送通知と偽物の違いは、URLに出ます。
- 本物はヤマト運輸なら
kuroneko-yamato.co.jp、佐川急便ならsagawa-exp.co.jpのように、決まった公式ドメインを使います - 偽物は
yamato-info.xyzのように似せた別ドメインだったり、.top.cnなど見慣れない末尾だったりします - ドメインは右端から読むのがコツです。
kuroneko-yamato.co.jp.example.comは「example.com」が持ち主なので偽物です
そもそも配送業者は、SMSでアプリのインストールやログイン情報の入力を求めません。求められた時点で偽物と考えて構いません。
判断に迷ったら、スクショを送ってください
「これ、本当にうちの荷物の連絡かな?」と迷ったときは、無理に自分で判断しなくて大丈夫です。BULLCOM Security の LINE 無料相談では、届いたSMSやメールのスクリーンショットを送っていただければ、偽物かどうかを確認してお返事します。
うっかりリンクを開いてしまった後のご相談も歓迎です。早く動けば被害は防げます。気になったその時に、お気軽にメッセージをお送りください。

