【実物】使っていないサービスから「アカウント確認のお願い」が来たら
当社に届いた詐欺メールの中に、こんなものがありました。
- 「【U-NEXT】アカウント確認のお願い」
- 「【スマートEX】会員登録のご案内」
どちらも実在するサービスですが、当社は登録していません。つまり、届いた時点で偽物と確定します。
実はこれ、最も簡単に見破れるパターンです。今日はこの「使っていないサービスからの通知」について、そして逆に「使っているサービスだった場合」の考え方を整理します。
「登録した覚えがない」は最強の判定材料
送信元ドメインを調べたり、リンク先を確認したりする前に、もっと簡単な判断基準があります。
そのサービスを、自分は使っているか?
使っていなければ、その時点で終わりです。ドメインを見る必要すらありません。
犯人はアドレスのリストに対して、片っ端から有名サービスの名前で送っています。誰が何を使っているかまでは把握していないので、外れが大量に出るわけです。その外れが、あなたのところに届いたということです。
なぜ有名サービスばかり使われるのか
犯人が選ぶのは、利用者が多いサービスです。
- 動画配信(U-NEXT、Netflix、Amazonプライム)
- 交通・予約(スマートEX、えきねっと、じゃらん)
- 決済・ポイント(PayPay、楽天、d払い)
- 通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)
「10人に送れば2〜3人は使っている」くらいの確率を狙っています。使っていない人には見破られますが、犯人にとっては問題ありません。数を打てばいいからです。
「使っているサービスだった」場合の判断
問題はこちらです。実際に契約しているサービスからの通知だと、「登録した覚えがない」が使えません。
その場合の手順は、いつもと同じです。
- メールのリンクは開かない
- 公式アプリを自分で起動する、またはブックマークから公式サイトへ
- アカウント情報・お知らせに同じ案内があるか確認する
- なければ偽物
契約中のサービスほど「本物かもしれない」と思ってしまいますが、確認方法は変わりません。
「確認のお願い」という文言自体が不自然
もうひとつの判断材料として、正規のサービスがメールで求めることを知っておくと役立ちます。
正規のサービスが送るのは、
- 決済完了・発送のお知らせ
- パスワード変更の通知(=あなたが操作した結果の報告)
- キャンペーンの案内
一方、詐欺メールが求めるのは、
- アカウント情報の「確認」「再入力」
- 本人確認のための情報入力
- 支払い方法の更新
「あなたに何かを入力させようとする」メールは、まず疑ってください。 正規のサービスは、必要な手続きがあればログイン後の画面で案内します。
家族が使っている可能性もある
「うちは契約していないはず」と思っても、家族が契約していることがあります。この場合も、判断は同じです。
- 契約者本人に確認してもらう
- 本人が公式アプリを開いて、お知らせを確認する
- メールのリンクは使わない
「家族が契約しているかもしれないから、念のためリンクを開いてみる」——これが一番危険です。確認はアプリで行ってください。
届いたら、ついでにやっておきたいこと
こうしたメールが届いたということは、あなたのアドレスが流出リストに載っていることを意味します。
- 迷惑メールとして報告する(フィルターの学習が進みます)
- 自分のアドレスが流出していないか、確認サービスで調べる
- 該当していたら、そのサービスのパスワードを変更する
- 同じパスワードを使い回していないか、この機会に点検する
パスワードの使い回しは、流出時の被害を何倍にも広げます。心当たりがあるなら、今日見直してください。
判断に迷ったら、開く前にご相談を
「使っているサービスだから、本物かもしれない」——この状況が一番判断に困ります。BULLCOM Security の LINE 無料相談では、届いたメールのスクリーンショットを送っていただければ、本物か偽物かを確認してお返事します。
ご家族に届いたものについてのご相談も歓迎です。「これ、開いても大丈夫だった?」という事後の確認でも構いません。お気軽にメッセージをお送りください。
