子どものスマホに入れておきたいセキュリティ設定
「ねえ、このゲームのアイテム買いたいんだけど、パスワード教えて」——お子さんにそうせがまれて、なんとなく入力してあげた経験はありませんか? あるいは、知らないうちに高額課金の請求が来ていた、SNSで見知らぬ大人とやり取りしていた、と後から気づいてヒヤッとした親御さんも多いはずです。
子どもにスマホを持たせるのは、もはや当たり前の時代。でも「持たせっぱなし」は危険です。今回は、お子さんのスマホに入れておきたいセキュリティ設定を、難しい専門用語なしで具体的に紹介します。今日の夜にでも、お子さんと一緒に確認してみてください。
まずは「無断課金」をブロックする
子どものスマホトラブルで一番多いのが、ゲームやアプリの課金です。気づいたら数万円、ひどいと数十万円という相談も珍しくありません。
これは、各スマホに最初から備わっている機能で防げます。
iPhone(Apple)の場合
- 「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」をオンに
- そこから「iTunes StoreおよびApp Storeでの購入」を開き、アプリ内課金を「許可しない」に設定
- これで、課金のたびに保護者の承認(ファミリー共有の「承認と購入のリクエスト」)が必要になります
Android(Google)の場合
- Google Playアプリ →「設定」→「認証」→「購入時には認証を必要とする」を選び、「このデバイスでのGoogle Playからの購入すべて」に設定
- パスワードを入力しないと課金できなくなります
ポイントは、親のパスワードを子どもに教えないこと。承認のたびに親が確認する仕組みにしておけば、「これは本当に必要?」と立ち止まる時間が生まれます。
アプリのダウンロードと利用時間を管理する
無料アプリの中には、子どもに不向きなものや、こっそり課金を促す悪質なものもあります。年齢に合ったアプリだけを使えるようにしましょう。
- iPhone:「スクリーンタイム」の「コンテンツ制限」で、アプリの年齢区分(4+、9+、12+、17+)を指定できます
- Android:「ファミリーリンク(Google Family Link)」という無料アプリを親のスマホに入れると、子どものアプリ追加を承認制にできます
ファミリーリンクやスクリーンタイムを使えば、1日の利用時間や、夜間の使用停止(おやすみ時間)も設定できます。「夜10時以降は使えない」と決めておけば、生活リズムも守りやすくなります。
有害サイト・出会い系から守る「フィルタリング」
子どもが検索やSNSから、暴力的なサイトや出会い系にアクセスしてしまうのを防ぐのがフィルタリングです。日本では、携帯電話会社にフィルタリング提供が法律で義務づけられています。
- ドコモ「あんしんフィルター」、au・ソフトバンクも同名の「あんしんフィルター」を無料提供しています
- 契約時に申し込んでいない場合でも、後から各キャリアの公式サイトやショップで設定できます
- 格安SIMの場合は、GoogleファミリーリンクやAppleのスクリーンタイムで代用しましょう
「うちの子に限って」と思わず、まずは入れておくのが安心です。年齢が上がってトラブルがなさそうなら、少しずつ制限をゆるめていけば大丈夫です。
SNSとプライバシーの設定を見直す
InstagramやTikTok、LINEなどのSNSは、初期設定のままだと、見知らぬ人からメッセージが届いたり、位置情報が漏れたりすることがあります。お子さんと一緒に次の点をチェックしてください。
- アカウントを「非公開(鍵アカウント)」にして、知らない人に投稿を見られないようにする
- 位置情報の共有をオフにする(写真に場所が写り込む設定も含めて)
- 知らない人からのメッセージ・友だち追加を承認制または受け取らない設定にする
- LINEなら「友だち追加」の自動許可をオフにし、IDでの検索をされない設定に
あわせて、「知らない人と会う約束はしない」「個人情報や写真を送らない」という約束を、設定とセットで話しておくことが何より大切です。設定はあくまで補助輪。最後に守るのは、親子の会話です。
困ったとき、判断に迷ったときは
セキュリティ設定をしても、巧妙な詐欺メッセージやニセの当選通知が、お子さんのスマホに届くことはあります。「これって本物?」「課金していいの?」と迷ったら、慌てて操作せず、まずは大人が確認するのが鉄則です。
BULLCOM Securityでは、LINEでの無料相談を受け付けています。お子さんのスマホに届いた怪しいメッセージや、見覚えのない請求画面のスクリーンショットを送っていただければ、詐欺かどうかをこちらで判断してお返しします。「設定の仕方がよくわからない」というご相談でも構いません。お子さんを守る一歩として、どうぞお気軽にご連絡ください。
