パスワードの使い回しが危険な理由と安全な管理方法
「どうせ同じパスワード使ってるんでしょ?」
セキュリティの話をするとき、この一言を言われた方は多いはず。実際、日本人の約7割が複数のサービスで同じパスワードを使っているというデータがあります。
でも、これが非常に危険な習慣だということをご存知でしょうか。
「パスワードリスト攻撃」という手口
攻撃者が行うのはこんな手順です。
1. どこかのサービスから流出したメールアドレスとパスワードのリストを入手 2. そのリストを使って、銀行・通販・SNSなどに片っ端からログイン試行 3. 同じパスワードを使っていれば、ログイン成功
これを「パスワードリスト攻撃(クレデンシャルスタッフィング)」と言います。あなた自身は何も悪いことをしていないのに、他のサービスの流出データが原因で被害を受けるのです。
安全なパスワードの条件
強いパスワードの条件は3つ:
- 12文字以上
- 英大文字・小文字・数字・記号を混在
- サービスごとに異なる
「でも、そんなの覚えられない!」——その通りです。だからこそ、パスワードマネージャーを使いましょう。
おすすめのパスワードマネージャー
Bitwarden(無料・オープンソース) すべてのパスワードを1つのマスターパスワードで管理。スマホとPCで同期でき、自動入力も可能。無料で使えます。 1Password(有料・月数百円) ビジネス向けにも定評があり、使いやすさが優秀。
パスワードマネージャーを使えば、複雑なパスワードを覚える必要はありません。マスターパスワード1つだけ覚えれば、あとは自動生成・自動入力してくれます。
今すぐできること
1. パスワードマネージャーを導入する 2. メール・銀行・SNSなど重要サービスのパスワードを変更する 3. 2段階認証を設定する(次回の記事で詳しく解説します)
まず一歩。「一番大事なサービス」のパスワードを変えるところから始めてみてください。

