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子どものスマホ、フィルタリングだけでは足りない理由

子どものスマホ、フィルタリングだけでは足りない理由

子どもにスマホを持たせるとき、まず設定するのがフィルタリング。有害サイトをブロックしてくれる、あの機能です。設定した時点で「これで一安心」と思ってしまいがちですが、実はフィルタリングでは防げないトラブルのほうが、今は多いというのが実感です。

今日は、フィルタリングの守備範囲と、そこから漏れるもの、そして家庭で追加しておきたい設定を整理します。

フィルタリングが守ってくれる範囲

フィルタリングは、主に「見せたくないサイトを見せない」ための仕組みです。

  • アダルトサイト、暴力表現、違法薬物などのカテゴリをブロック
  • 出会い系サイトへのアクセス制限
  • 有害と判定されたアプリのダウンロード制限

これはこれで有効です。ただし裏を返すと、「有害サイト」に分類されない場所で起きるトラブルには効きません。そして今、子どもが巻き込まれるトラブルの多くは、そちら側で起きています。

フィルタリングでは防げない4つのこと

1. SNS・ゲーム内での知らない人との接触

LINE、Discord、オンラインゲームのチャット。これらは有害サイトではないので、フィルタリングは通します。しかし知らない大人と直接やり取りできる場所でもあります。

2. 課金トラブル

ゲーム内課金や、親のクレジットカードでの購入。これも「有害サイト」ではないため、フィルタリングの対象外です。

3. フィッシング・詐欺メッセージ

「無料でスキンがもらえる」「ギフトカードが当たった」といった詐欺。子ども向けの文面で届くものも増えています。大人向けと同じ手口が、言葉だけ変えて使われています。

4. 個人情報の書き込み

学校名、通学路、制服姿の写真。悪意なく投稿したものから、生活圏が特定されることがあります。これはフィルタリングでは一切防げません。

追加しておきたい設定

課金と購入の制限

iPhoneなら「スクリーンタイム」、Androidなら「Google ファミリーリンク」から、アプリ内課金と購入に承認を必須にできます。子どもが購入しようとすると親のスマホに通知が届く形です。まずここを設定してください。

アプリの追加に承認を必要にする

同じくスクリーンタイム/ファミリーリンクで、新しいアプリのインストールに保護者の承認を required にできます。知らないうちにSNSやチャットアプリが増えている、という事態を防げます。

位置情報の共有範囲を見直す

SNSアプリの位置情報は「なし」または「アプリ使用中のみ」に。写真に位置情報を埋め込む設定もオフにしておくと安心です。

利用時間帯の制限

深夜のやり取りは、トラブルが起きやすい時間帯です。「休止時間」を設定して、夜間はアプリが使えないようにしておくのは有効です。

設定より効く「家庭のルール」

技術的な設定は入口を塞ぐだけで、全部は守れません。実際に効くのは、家庭での取り決めのほうです。

  • 知らない人からのメッセージは、返信する前に見せる
  • 「当たった」「無料であげる」は必ず相談する
  • 困ったことが起きても怒らない、とあらかじめ伝えておく

3つ目が一番大事です。「怒られるから言えなかった」結果、被害が大きくなるケースは、大人でも子どもでも同じです。相談しやすさが最大の防御になります。

成長に合わせて設定は緩めていく

小学生と高校生で同じ制限をかけ続けると、子どもは抜け道を探し始めます。抜け道を覚えられるほうが、はるかに危険です。

年齢や状況に応じて、一緒に設定を見直す時間を持つのがおすすめです。「なぜこの設定が必要か」を説明できれば、子ども自身が判断できるようになっていきます。

設定に迷ったら、一緒に見ます

スクリーンタイムやファミリーリンクは項目が多く、「どこを触ればいいか分からない」という声をよくいただきます。BULLCOM Security の LINE 無料相談では、お使いの機種に合わせた設定手順をご案内しています。

「うちの子のスマホ、これで大丈夫でしょうか」という確認だけでも構いません。画面のスクリーンショットを送っていただければ、見直したほうがよい箇所をお伝えします。お気軽にご相談ください。

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