家庭用ルーターのファームウェア更新のやり方
パソコンやスマホはこまめに更新するのに、ルーターだけは買ってから一度も触っていない——という方は少なくありません。ルーターは黙って動き続けるので、更新の必要性を感じにくいのです。
ですが、ルーターはインターネットと家の中をつなぐ玄関です。ここに古い鍵がかかったままだと、家全体が危険にさらされます。今日は、更新のやり方を具体的に説明します。
更新しないと何が起きるのか
ルーターの脆弱性は、毎年のように見つかっています。放置されたルーターに実際に起きていることは、
- 管理画面に外部から侵入される
- DNS設定を書き換えられ、偽サイトに誘導される(正しいURLを入力しても偽物が開きます)
- 家庭内の機器を踏み台にされ、他所への攻撃に使われる
- 通信内容を盗み見られる
特に2つ目が怖いところです。URLが正しくても偽サイトに飛ぶため、いつもの見分け方が通用しなくなります。
まず現状を確認する
1. ルーターの型番を調べる
本体の側面や裏面のシールに書かれています。スマホで撮っておくと後が楽です。
2. 管理画面に入る
ブラウザのアドレスバーに、次のいずれかを入力します。
192.168.1.1192.168.0.1192.168.11.1(バッファロー製に多い)
メーカーによっては専用アプリからも入れます。ログインID・パスワードは本体のシールに初期値が書かれていることが多いです。
3. ファームウェアのバージョンを見る
管理画面の「ステータス」「システム情報」「管理」あたりに、現在のバージョンが表示されます。
更新の手順
多くの機種では、管理画面に「ファームウェア更新」というメニューがあります。
- 管理画面 → 「管理」または「メンテナンス」 → 「ファームウェア更新」
- 「最新バージョンを確認」を押す
- 新しいものがあれば「更新」を実行
- 更新中は絶対に電源を切らない(数分かかります。途中で切ると故障します)
- 自動で再起動し、完了
自動更新があれば必ずオンに
最近の機種には自動更新機能があります。あるならオンにしてください。これで今後の手間がなくなります。
更新メニューが見当たらない場合
古い機種では、メーカーサイトからファイルをダウンロードして手動で適用する必要があります。型番で検索して、メーカーのサポートページから手順を確認してください。
あわせてやっておきたい4つ
更新のついでに、これらも確認しておくと効果的です。
1. 管理画面のパスワードを変更する
初期パスワードのままが最も危険です。本体シールの値は、同じ機種なら誰でも推測できます。
2. Wi-Fiの暗号化方式を確認する
WPA3、なければ WPA2 を選びます。「WEP」や「暗号化なし」になっていたら、今すぐ変更してください。WEPは短時間で破られます。
3. 外部からの管理画面アクセスをオフにする
「リモート管理」「外部からの設定」という項目があれば、無効にします。家の中からだけ設定できれば十分です。
4. WPSをオフにする
ボタン一つで接続できる便利機能ですが、脆弱性が知られています。使っていないならオフに。
更新できない場合=買い替えのサイン
メーカーのサポートが終了した機種は、新しい脆弱性が見つかっても修正されません。
目安として、
- 購入から5年以上経っている
- メーカーサイトに型番の情報がもう載っていない
- Wi-Fi 4(11n)以前の規格
これらに当てはまるなら、買い替えを検討してください。ルーターは1万円前後から選べます。セキュリティ対策として、費用対効果はかなり高い部類です。
「触るのが不安」という方へ
ルーターの管理画面は機種ごとに表示が違い、専門用語も多いため、「どこを触ればいいか分からない」というご相談を非常によくいただきます。設定を間違えてネットにつながらなくなるのが怖い、というお気持ちもよく分かります。
BULLCOM Security では、ルーターの設定確認・ファームウェア更新をリモートで承っています(¥5,500〜)。物理的な交換が必要な場合は、神戸・明石エリアなら出張でも対応します(¥11,000〜)。
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